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翻訳会社ソリュテック代表兼翻訳サービス合同会社代表の田吹清己です。 久しぶりに記事を書きます。
私の経営する 翻訳会社ソリュテック や 翻訳サービス合同会社では 「ニッチトップ」 という方向で翻訳ビジネスを展開しています。 (ニッチトップというのは、狭いニッチな分野で一番になるということです)
なぜそのような方向性で進んでいるかについては過去の記事をご参照ください → 生き残れる翻訳会社の条件
さて、このニッチトップですが、現在、登記簿謄本の翻訳(登記簿翻訳)に続き、戸籍謄本の翻訳(戸籍翻訳)もニッチトップ入りを果たしています。 戸籍謄本の翻訳については、そもそも翻訳会社ソリュテックが一時期トップランナーだったのですが、ある時期、ある理由から、当時つきあいがあったパートナーの翻訳会社に業務を引継ぎ、翻訳会社ソリュテックとしては、戸籍謄本の翻訳という分野から離れた経緯があります。
で、何故、当時、トップランナーであった翻訳会社ソリュテックが、パートナーの翻訳会社に業務を引継ぎ、自らは戸籍謄本の翻訳を行わないという方向に進んだのかということですが、これは、戸籍謄本の翻訳を行っていると、そればっかりに時間を取られてしまい、次のステップに進めないと感じたためです。
翻訳会社ソリュテックというのは、どちらかと言うとチャレンジ精神が旺盛な会社であるため、新たな翻訳分野の開拓に向かいたかったのです。
※ 先に 「戸籍謄本の翻訳を行っていると、そればっかりに時間を取られてしまい、次のステップに進めない」 と述べましたが、これは、当時、作業の大部分を人の手で行っていたため手間がかかる上、戸籍謄本の翻訳と言うと、大抵、翻訳会社を使ったことが無い個人のお客様ということで、色々なことをご説明差し上げるのにトータルすると結構な時間が取られてしまうという状況があったからです。
そのような経緯から、一旦は戸籍謄本の翻訳から離れていた翻訳会社ソリュテックですが、今、再びトップランナーに返り咲きを果たしました。 そもそもポテンシャルはあったのでトップランナーに返り咲くだけであれば、それほど難しいことではありませんが、単に返り咲いただけではありません。
戸籍謄本の翻訳から離れていた間、翻訳会社ソリュテックは登記簿謄本の翻訳に力を入れていましたが、ある時から、その登記簿謄本の翻訳を自動化させる試みを開始しました。
最初はほんの一部分の自動化から始め、徐々に改良を加えながら、自動化の範囲を広げていき、最終的には 「自動化システム」 と呼べる程度にまでなりました。
これが、やがて、戸籍謄本の翻訳にも応用されるようになります。 そして、その戸籍謄本の翻訳の自動化システムの導入に伴い、戸籍謄本の翻訳を、どの翻訳会社・翻訳事業者よりも高速に、美しく、人為的ミスの介在を押さえつつ、そして何よりも低価格で行えるようになったわけです。
もう、昔のように、大幅に作業時間を取られることもありませんので、翻訳会社ソリュテックが戸籍謄本の翻訳から離れる理由も無くなった。 そういうことになります。
そして今、戸籍謄本翻訳の専門サイトをオープンさせ、着実にインターネット上での露出度をアップ。 ローコスト・オペレーションにより、着実に戸籍謄本翻訳を扱う競合会社や競合事業者を撤退へと追い込んでいるところです。
それにしても、最近、ある出版社(と名前にはついているが、恐らく、一般的なイメージの出版社ではないと思われる) の挙動には驚かされます。 その出版社は、別に翻訳会社ソリュテックのような強力な武器(知名度や自動処理システムなど、しいては翻訳品質への信頼性や翻訳会社ソリュテックほどは魅力的ではない翻訳料金)を持っていないと推測されるにもかかわらず、何故か有料の広告枠を利用し、戸籍謄本の翻訳における顧客獲得努力をしている・・・。
翻訳会社ソリュテックの受注率の高さから推測すると、その出版社を利用する顧客層は限りなくゼロに近いと推測できるし、その出版社の将来顧客の伸びが期待できるかと言えば、そのようなことは、翻訳会社ソリュテックが絶対に許す筈もないわけで、将来への期待も持てないはずなのですがね・・・。
それなのに、広告コストをかけて、なんとか戸籍謄本の翻訳を受注しようとしている。 まあ、俗に「フォロワー」と呼ばれる部類なのだろうけれども、普通の会社であればどう考えても赤字になるだけでのことを行っているわけだから不可思議と言うしかない。
まあ、戸籍謄本の翻訳という分野に関しては、そういう何かまだ混沌をした状態にはあるわけですが、時間の経過とともに、そういった訳の分からない翻訳業者なども、翻訳会社ソリュテックより顧客を奪うことは無理であることを悟り、戸籍謄本の翻訳という分野からは撤退することでしょう。
そうそう、翻訳会社ソリュテックは翻訳サービス合同会社と組んで、戸籍謄本の翻訳(戸籍翻訳のサービスをご提供しているわけですが、そのサイトはこちらになります。
→ 戸籍謄本の翻訳革命―謄本翻訳プロジェクト
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2008年翻訳会社は
2008年末、翻訳会社の経営環境は過去最悪になりました。 顧客の多くで業績が悪化し、中には倒産した所もあります。 翻訳会社の仕事の多くは将来投資につながるような翻訳ですが、このような経済状況では、顧客とて将来投資につながるような活動は控えます。
翻訳会社の仕事が激減するのは当然というわけです。 ほんの僅かな翻訳需要に対して供給側の翻訳会社の数は多すぎる状態であり、単なる翻訳屋レベルの翻訳会社では、過当競争による消耗戦に突入するのは目に見えています。そして、その行き着く先は倒産の2文字ということになります。
生き残れる翻訳会社の条件
単なる翻訳屋レベルの翻訳会社では倒産する。 これは、逆に言えば、他の翻訳会社ができないようなことができる特殊な能力をもった翻訳会社は生き残れる可能性があるということになります。 もちろん、翻訳会社の経営というのは、そう単純なものでもなく様々な要素の影響を受けるため絶対的なことは言えませんので、あくまで、生き残れる可能性があると言った可能性レベルの話でしかありませんが、それでも、その可能性が高いのと低いのとでは雲泥の差と言えるでしょう。
特殊な能力をもった翻訳会社ですが、例えば、私の経営する 翻訳会社ソリュテック では、最近 「ニッチトップ」 という方向性を強く打ち出しています。 ニッチトップというのは、狭いニッチな分野で一番になるということです。 これは、お題目だけではなく既に具現化されています。 翻訳会社ソリュテックは
登記簿謄本の翻訳(登記簿謄本)で、自動化の推進により、他の翻訳会社の処理スピードを遙かに上回る高速翻訳を実現しており、しかも低料金や高品質という課題も両立させ、市場シェアのほとんどを握っています。
そして、もう、他の翻訳会社がこのポジションを奪うことは不可能と言える程の高みに達しています。 なぜ、他の翻訳会社がこのポジションを奪うことは不可能と言えるかについては、翻訳会社ソリュテックのサイトの中の
「登記簿謄本翻訳の最前線」 というページに書いてあります。
ところで、翻訳会社ソリュテックが、なぜ 「ニッチトップ」 という方向性を強く打ち出すようになったかと言うと、それは、過去、不可能と言われ続けてきた
「高精度な機械翻訳」 が、もしかしたら近い将来実現してしまうかもしれないと考え始めたからです。 それは、Google という巨大なワードバンクが翻訳の分野に力を入れ始めたことがきっかけでした。
Google としては、ウエブページに存在する言語の壁を取り除けば便利で有益であるという考えの基に翻訳分野に力を入れ始めたのでしょうが、それは、既存の翻訳会社や翻訳者を脅かすのに十分です。Google
の蓄積している膨大な言語データを駆使する翻訳ソフトウエアを、Google のリッチなリソースで高度に処理する翻訳ソフトウエアを開発すれば、かなり高精度な機械翻訳が実現すると考えられるからです。
私は、Google の翻訳ソフトの開発が着実に進んでいると考えています。 そして将来、そのソフトが稼働を開始する時、多くの翻訳会社や翻訳者は終焉を向かえるのです。
そう考えていくと、翻訳会社は、単なる翻訳会社では生き残れないということになります。 高度な機械翻訳をもってしても対応できない付加価値の高い翻訳を提供できる翻訳会社しか生き残ることはできないのです。
最近、翻訳会社の多くは、他にメインのビジネスを持っており副業的に翻訳しているようで、このような翻訳会社は、ほとんどが受注に関するノウハウを持っていても、肝腎の翻訳そのものや翻訳周辺の業務で十分に生き残れるだけの独自ノウハウを持っていない・・・受注した翻訳は翻訳者に投げてしまう、あるいは、良くて翻訳ベンチなどで翻訳結果を蓄積して再利用するという程度のことしか行っていない・・・のが現状で、生産会社というよりも便利屋、良くて商社と言った位置付けに近いと言えましょう。
このような肝腎の翻訳そのものや翻訳周辺の業務で十分に生き残れるだけの独自ノウハウを持っていない翻訳会社は、高度な機械翻訳の登場で、それを使えば事が足りてしまうようになり、よって存在意義を失い、真っ先に消えて無くなります。
翻訳会社ソリュテックでは、強い危機感を持ち、いつ高度な機械翻訳が登場しても生き残れるよう、高度な機械翻訳だけでは成し得ないような高付加価値翻訳に取り組み、ニッチな分野でトップになる
「ニッチトップ」 に舵を切りました。
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この 翻訳会社の経営者がつぶやく翻訳会社の淘汰再編 というサイトは、これから翻訳会社の経営をしようとしている方に、いかに翻訳会社の経営が厳しいものであるかを事前に知ってもらい、思いとどまってもらいたいと考えて作りました。
翻訳会社を経営する立場から言えば、少しでも過当競争を減らしたいということもあります。 |
翻訳会社の経営は大変な割には儲からないですね。 インターネットで調べてみると 「翻訳会社を10年以上経営するも利益を出せない」 と嘆く翻訳会社の社長さんもいらっしゃいます。
翻訳会社間の競争
華やかな国際的な会社を陰で支える黒子の1つが翻訳会社であり、日本の様々な会社が国際ビジネスを推進する上で非常に重要な会社なのですが、その経営は極めて「労多くして益少ない」ものとなっています。
翻訳会社は「出来ては潰れる」というのが相場らしいです。私は、そのようなことを知らずにこの業界に参入してしまったのですが、もし、最初からわかっていたら参入しなかったかもしれません。
で、翻訳会社は何故 「出来ては潰れる」 のか? それは、早い話、翻訳会社は簡単に作れてしまうからです。 ある程度、翻訳の能力があったり、翻訳会社で働いていて翻訳会社の運営ノウハウを身につけた人が 「自分で会社を作った方が儲かるんじゃないか」
と思って、ほとんどペーパーカンパニーに近い状態で会社を作ってしまうんですね。 参入障壁なんて皆無に等しいですから。 しかし、その先が続かない。
翻訳会社というのは会社間で凄まじい競争を行っている訳で、そこに新しい翻訳会社が割って入れる隙間など皆無に等しいですね。 5年〜10年程度は赤字覚悟で死にものぐるいで実績を積まないと翻訳会社間の競争に参加する資格さえ与えられません。それが弱肉強食の翻訳業界における自然の掟なのです。と、いうわけで、その期間で大抵の翻訳会社は挫折し、実質的に休眠状態に陥るか廃業となるかのどちらかです。
もちろん例外もあります。 特異な才能を持ち、優良な顧客を最初から抱えた状態で作られた翻訳会社というのは、上記の熾烈な翻訳会社間の競争に晒されることなく良い経営ができるでしょう。
ここで、翻訳会社間の競争について補足しておきます。 翻訳会社間の競争はインターネットの発達によってもたらされました。 つまり翻訳会社のボーダレス化ならびにクラスタ化です。
高い賃料を払って都心部に豪華なオフィスを構える翻訳会社よりも、都心を離れた低コストなオフィスで業務を行った方が格段に価格競争力を持つことができ、更に、大きなオフィスより複数の小さなSOHOスタイルのオフィスとインターネットで結んで仕事をした方が、通勤コストやフロアコスト面で優位になります。これは、日本国内のみならず世界規模で言えることです。
そこで、何が起こったかと言うと、人件費の高い日本の翻訳会社よりも、人件費の安い中国などの翻訳会社の方がコスト面で有利になり、競争力を持ってしまいkました。
自然環境で、外来種が日本固有種の絶滅に追いやることが問題になりますが、それと同じことです。 中国人や印度人など海外の方には色々なタイプがありますが、中には非常に戦闘能力に長け、がめつく攻撃的にビジネスを展開される方もおられます。印度人の鉄鋼王ミタル氏などはその典型ですね。
それに対して、日本人はジェントルな人が多い。 このまま手をこまねいていると、日本固有の翻訳会社が外来の翻訳会社に駆逐されるのは時間の問題でしょう。それがグローバル化と言えばそれまでですがね。 割に合わない翻訳会社の経営
機械翻訳の発達による地殻変動
機械翻訳(自動翻訳)の発達に伴い翻訳会社には大きな地殻変動が起こっています。 早い話、簡単な翻訳はどんどん機械翻訳に仕事が奪われていきますので、翻訳会社は、推察力を必要とする高度な内容の翻訳、手書きで判読性が悪い原稿の翻訳など、機械翻訳では単純に処理できない翻訳、通訳中あるいはその前後で特殊な処理が必要な翻訳など、高付加価値型の翻訳サービスの提供が常に求められるようになるでしょう。
これに適応できない翻訳会社は淘汰されて姿を消すことになります。 そこらへんのディスカッションは、別サイトの人力翻訳にて行っていますので、ご興味があれば、そちらも覗いてみてください。
ストレスマネージメント
翻訳会社での仕事というのは、体を動かす仕事では無く、その上、頭をかなり使います。 翻訳や通訳など高度な言語変換を伴う翻訳者や通訳者はもちろん、お客様との接点になっている窓口担当なども非常に神経を使います。
翻訳会社というのは必然的にストレスが溜まる構造なのです。 従って、ストレスに対して何も手を打たないと、社員の労働意欲が低下して「辞めたいな」と思うようになったり、下手をするとノイローゼになってしまう人もいます。
そこで、私が経営する翻訳会社では、ストレスを極力少なくしようというのがポリシーになっているのですが、裏を返せば、社員のストレスを私が引き受けているという面も少なくありません。
私が経営する翻訳会社のストレス軽減に関しては、別サイトのストレスフリーを目指す翻訳会社がメインとなっていますので、ご興味があれば、そちらも覗いてみてください。
とにかく翻訳会社の経営というのは、大変なだけですよ。 安易に翻訳会社を設立しようと考えている方は、そのエネルギーをもっと実りある方向に使った方が良いと思います。
翻訳会社の謳い文句で気になることをシリーズ化していきたいと考えています。まずは第一弾 翻訳会社−信頼できない会社が多いのか? という問題作(?)からです。
もともとこのサイトは、福岡で翻訳サービス合同会社という翻訳会社の経営をしている私が、あまり表で声を大にして言えないような翻訳会社の経営に関するトホホな話や、日頃気がついた「なんだかなー」的な話題を書くためのサイトで、愚痴を書くことでストレスを発散させるための自己満足の場という側面がかなり強かったのですが、書いているうちに翻訳会社の淘汰再編ということがメインになってきたため 「翻訳会社って・・・」 から 「翻訳会社の経営者がつぶやく翻訳会社の淘汰再編」 と改題しました。
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